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  • 産業資材グループ

    パイル織物の材質、剛性、密度、高さなど多種多様な性能からお客様のご要望に合った最適なご提案を行い、ご提供しております。

  • 車輛グループ

    鉄道会社様、バス会社様それぞれのご要望に沿った座席生地やクッション、その他カーテンなどの内装材をご提供させていただいております。

  • ブラシグループ

    外部からの受賞・認定を受けた商品について


各グループ品質管理について

産業資材グループ

引張試験機を使うその他の試験

1.強度試験

当社の生地は、家庭電化製品の掃除機やエアコンに使われています。これらの生地には電化製品に求められる特有の強度を試験測定します。

掃除機吸い込み口の裏
エアコンのフィルター清掃ブラシ

2.試験方法

試験の条件や判定基準は各メーカーの要求に基づいて試験を行います。

①接着剤や両面テープで貼り付けた生地の剥離強度
<事例>
ABS板に両面テープで貼り付けたブラシ生地の180度剥離強度試験
②パイル抜け強度

ブラシ生地のパイルの抜けにくさを確認する試験です。

パイルが抜けるまでの、最大強度を測定します。
③ホルダー保持力

クリーナー用またはエアコン用 回転ブラシホルダーに挿入した生地のホルダーからの外れにくさを確認する試験です。

ホルダーから外れた状態。
この時の最大強度を測定します。
車輛グループ

摩耗強さ試験(JIS L 1096 A-1法(平面法) 準拠)

1.試験の目的

当社が製造する電車・バス用の座席シート生地及びエチケットブラシなどブラシ製品に使用する生地が、利用または使用時の摩擦によって、生地の表面が擦り減る程度を確認する試験です。


2.試験方法

研磨紙(サンドペーパー)が試験生地に接触させた状態で試験を開始します。
取り付け台の前後往復が5,000回まで行い、試験生地のすり減り度合と外観の変化を見て判定します。

A:研磨紙(サンドペーパー)が試験生地に接触させた状態で試験を開始します。
取り付け台の前後往復が5,000回まで行い、試験生地のすり減り度合と外観の変化を見て判定します。
B:試験片取り付け台が前後に動く前後に動く度試験片が少しずつずれながら回転する。

3.判定事例

4級で合格
摩擦しているが地糸が見えない
2級で不合格
パイル殆ど残ってなく地糸見える

MVSS方による燃焼性能試験
(JIS D 1201内装材料の燃焼性試験方法に準拠)

1.試験の目的

当社が製造する自動車(主にバス向け)の座席シート生地、座席クッション材、カーテン等の内装材の燃えにくさを確認する試験です。


2.試験方法

①試験装置
②取付け具に生地セット
③装置に生地挿入
④ガスバーナーに点火
⑤炎の高さ調整
炎の高さがこの上端になるよう調整
⑥生地に炎をあてる
⑦装置に生地挿入
⑧ストップウォッチで時間測定
突起と突起を結んだ線がA標線

船研法による燃焼試験(国交省鉄道局の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」の解釈基準に準拠)

1.試験の目的

当社が製造する鉄道車両の座席表皮生地、座席詰め物、カーテン等の内装材の燃えにくさを確認する試験です。


2.試験方法

試験中は、炎と煙の除次愛を観察し、アルコールの炎が消えるまでの時間を測定します。この時、試験体の炎がすでに消えているか、まだ残っているか確認する。

燃焼BOX
試験台/アルコール台
アルコール容器
グラスウールを容器に詰め、エタノール05cc入れる
試験体セット
アルコール着火
試験片の着火始め

耐光堅牢度試験(JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅牢度試験方法に準拠)

1.試験の目的

当社が製造する電車・バス用の座席シート生地等が、太陽光の紫外線の影響で色が変わる(変色、退色)程度を確認する試験です。


2.試験方法

100時間用と200時間用を試料ホルダーに取り付け、試験機(紫外線フェードメーター)にセットし試験を開始します。

試料ホルダーに取り付け
試験機の稼働状態
試験機にセット
試験機の稼働状態
試料が無い所はダミーの白厚紙を入れる。

100時間経過時と200時間経過時にそれぞれ判定します。
判定は、JIS L 0804 「変退色用グレースケール」を用い、元の判定用生地と、試験した生地を比較し、1級~5級の0.5級刻みで判定します。


3.判定事例

4級(200時間)で合格
A:200時間試験生地
B:判定用
1-2級(200時間)で不合格
A:200時間試験生地
B:判定用
ブラシグループ

ブラシ製品の耐久試験

1.試験の目的

当社が製造販売するブラシ製品をお客様(一般消費者)が使用される状況を想定した試験装置を独自製作しました。使用後に使用に耐えられない破損や劣化が発生しないか確認する試験です。


2.走行耐久試験

  1. ブラシ製品を「走行耐久試験装置」にセットします。
  2. 1走行当たり往復60㎝を1.5秒で走行させます。
    柄付きタイプは往復25万回、ハンディタイプは往復12万回走行させ、走行後に使用に耐えられない破損や劣化がないか確認します
走行耐久試験装置
前進
後進

3.開閉耐久試験

好評を頂いています「ぱくぱくローラー®」のダストBOXの開閉耐久試験です。

  1. ぱくぱくローラー®を「開閉耐久試験機」にセットします。
  2. 試験機を運転稼働し「開ける」「閉める」を6,000回繰り返し試験後に使用に耐えられない破損や劣化がないか確認します。
開閉耐久試験機
開ける
閉める

ブラシ製品は他にも色々な試験を行っています。
これからも新製品の開発は新製品に適した試験装置、試験方法を検討し実施しお客様に満足していただけるよう物作りに取り組んでまいります。